敷地は都心としてはゆとりのある敷地だが、いわゆる旗状敷地と呼ばれる形状であった。道路から見えるのはこの部分のみ！そこで一般の家としては少々過剰ともみえる照明の演出をしてみた。
道路から奥にたたずむ住まいではあるが、その照明によりある程度（上品な）存在感を出している。
照明のある２階部分は緑化されている。１階は玄関ポーチである。

昼間の様子。雨により汚れが流れ落ちる加工がされたタイルを使用しているので、白ではあるが長期間メンテナンスがフリーと考えてよい。

玄関戸を開けて見たところ。
リビングへ入るドアが正面に見える。

一段低くなったリビングコーナーからダイニング/キッチン方向をみる。
合わせて４０帖大の大きな部屋であるが、スキップした床によりその大
きさが散漫にならず収まっている。

ダイニングに面した対面型キッチンは奥様の強い希望。
手前の一段下った部分にある四角い枠はフタ外すと鉄板が出てきて家族でいつでも鉄板焼が楽しめる。家具は全て作り付けである。

階段のディテール。ささらは私の好きな"イナズマ"型。
手スリには皮を巻いて優しい手触りを求めた。

ＤＡＴＡ	規模：　　 　369.45㎡ 構造：　　 　ＲＣ２階建 構造設計：菊原建築設計 設備設計：久保田設備設計 施工：　　　（株）ジェクト（ＡＳＪ京浜川崎スタジオ） 撮影：　　　井上玄