スキップフロアーのため、部屋数、階数共に多く見えるが、地下１階・地上２階の３階建ての家である。階段部分の収納スロープや、引き出して使用する間仕切など犬と生活していくために必要なアイデアが沢山詰まったプランとなった。

敷地が急勾配の道路に接しているため、無駄なスペースを作らないことを考慮した結果、６層にも及ぶ複雑な構成のスキップフロアーとなった。
敷地面積に余裕があった。ということも１つの要因。

２階、ＬＤＫ。スキップとなっている他の部屋へ接しているため、天井高は４メートルと高い。屋上からの光がトップライトを通して射しているので、奥行きのある部屋でも明るい。この家の見せ場、ＬＤＫはサイドボード・テーブル・キッチンも全て家具工事（造付け）

キッチン・ダイニング側から階段方向を見る。スキップとなっているのが解るだろうか・・・。
飼われている犬のために床材にも配慮した。爪がかかっても傷の付かないもので、健康にも害のないものを選んでいる。

リヴィングからバルコニーを望む。バルコニーの四角い穴は犬が外をのぞけるように。

バルコニーはドッグスペースへと続く。

写真右：ドックスペース。奥に見えるのはＬＤＫ。このスペースはまさに犬のための部屋。冷暖房も完備している。ＬＤＫから中の階段を伝っても、バルコニーからも自由に行き来できる。
写真左：階段。写真左下は、犬のためのスロープを下ろしたところ。スロープは壁に収納できる仕組みになっている。

ＤＡＴＡ	規模：　　 　231.36㎡ 構造：　　 　ＲＣ３階 　　　　　　　（スキップフロアー6層） 構造設計：小寺弘之 設備設計：久保田設備設計 施工：　　　（株）徳祥